「週末だけで、東京の島へ行けるの?」——答えはイエスです。竹芝や調布から高速ジェット船や飛行機を使えば、神津島(こうづしま)は金曜夜〜日曜の1泊2日でも十分に楽しめます。天上山(てんじょうさん)のトレッキングと、島の夜を彩る星空。海の色が美しい前浜や多幸湾。この記事では、週末2日で神津島を満喫する行き方・回り方を、東海汽船・新中央航空・神津島観光協会の公式情報をもとにモデルプランに落とし込みました(運賃・時刻は変動するため、以下はいずれも目安です)。
神津島への行き方|週末に効くのは「日中に着ける」ルート
週末旅の鍵は、初日をどれだけ長く使えるか。神津島へは大きく3つの行き方があり、土日だけで動くなら「初日の日中に着ける」高速ジェット船か飛行機が主役になります。
高速ジェット船なら日中に到着
東海汽船の高速ジェット船「セブンアイランド」は、竹芝から神津島まで最短3時間5分、運賃は片道16,800円(大人・目安)。朝に竹芝を出れば昼過ぎには島に着くので、初日から動けるのが週末旅向きです。詳しくは高速ジェット船セブンアイランド完全ガイドもあわせてどうぞ。
いちばん速いのは飛行機(新中央航空・調布発)
調布飛行場から神津島へは、新中央航空の小型機が就航しています。飛行時間は約45分、運賃は片道17,900円(大人・通常運賃/往復割引32,600円・目安)。定員の小さな機材のため、予約は搭乗日1か月前の同一日・午前10時から受付で、人気の週末はすぐ埋まります。手荷物は機内持ち込みと預け入れを合わせて1人5kg以内が無料(超過分は別途料金)なので、荷物を軽くまとめるのが空路のコツです。
費用を抑えるなら大型客船(夜行)
夜に竹芝を出る大型客船(夜行便)は、船中泊しながら翌朝に神津島へ着くルート。所要は最短9時間55分で、運賃は2等11,740円(大人・目安)ともっとも手ごろ。到着日をまるごと使えるのが利点です。船室クラスの選び方は東海汽船の大型客船ガイドで解説しています。
| 行き方 | 竹芝/調布からの所要(目安) | 運賃(片道・大人/目安) |
|---|---|---|
| 高速ジェット船(セブンアイランド) | 最短3時間5分 | 16,800円 |
| 飛行機(新中央航空・調布発) | 約45分 | 17,900円(往復割引32,600円) |
| 大型客船(夜行) | 最短9時間55分 | 2等11,740円 |
※ 運賃・所要時間は運航状況やダイヤ改定で変わります。予約前に各社公式でご確認ください。
【1日目】海辺さんぽと、島の夜空
島に着いたら、まずは港まわりの前浜海岸へ。集落のすぐそばに広がる砂浜で、透明度の高い海を気軽に楽しめます。少し足をのばせば、切り立った岩肌と入り江が美しい多幸湾(たこうわん)や、遊歩道が整備された赤崎(あかさき)など、神津島らしい海の景色が続きます。各スポットの詳しい歩き方は神津島の歩き方にまとめています。

汗を流したくなったら、海を望む露天風呂のある温泉施設でひと休み。潮風のなかで湯につかる時間は、島旅ならではの贅沢です。
そして神津島の夜といえば、なんといっても星空。人工の明かりが少ない島は、夜空の暗さと澄んだ空気で知られています。宿の外に出て空を見上げるだけでも十分ですが、観察のコツやスポットは神津島で星を見る|ダークスカイの島の星空ガイドで詳しく紹介しています。1日目の夜は、ぜひ夜空のために空けておきましょう。
【2日目】天上山トレッキング|砂漠と池がある不思議な山頂
2日目のメインは、神津島のシンボル天上山(最高地点・標高572m)。山頂部は平らな台地状で、白い砂が広がる表砂漠・裏砂漠や、水をたたえた不動池、伊豆諸島の神々が集まったと伝わる聖地不入が沢(はいらないがさわ)など、ほかの山にはない独特の風景が待っています。
コースと所要時間の目安
神津島観光協会公式のモデルプランでは、黒島登山口から入り、千代池・表砂漠・裏砂漠をめぐって山頂部を歩き、白島登山道から下山するコースが紹介されています。所要時間の目安は約5時間(全行程をゆっくり踏破する場合は6〜7時間)。登山口へのアクセスは、まっちゃーれセンター(観光協会)から黒島登山口まで徒歩30〜35分、下山後は白島登山口からセンターまで約30分が公式の目安です。標高こそ高くありませんが、砂地のアップダウンや見どころが多く、歩きごたえは十分です。
登る前に知っておきたい注意点
天上山を安全に楽しむために、公式が呼びかけている注意点を押さえておきましょう。
- 登山口に商店はありません。飲み物・食料は必ず事前に用意を。
- 雨天・強風など悪天候時は大変危険。天気を見て無理をしない。
- 植物や昆虫等の採取は厳禁。山上での野営も禁止です。
- 暗くなる前に下山するよう登山計画を立てる。
下山後は、船や飛行機の時間に合わせて港へ。帰りの便が夕方なら、最後にもう一度海辺に立ち寄って、島の余韻を持ち帰りましょう。
週末2日プランの組み立て方
神津島の週末旅は、「初日は海辺と星空、2日目は天上山」の順で組むと、体力的にも無理がありません。行き帰りの便は、初日に日中着けるジェット船か飛行機、費用を抑えたいなら夜発の大型客船と、予算とスケジュールに合わせて選びましょう。天上山は天候に左右されるので、山を2日目に置いて予備日的に扱うと、初日が雨でも星空や海辺で調整しやすくなります。宿は数が限られるため、神津島の宿まとめを参考に早めの予約がおすすめです。

まとめ
神津島は、高速ジェット船や飛行機を使えば週末1泊2日でも十分に楽しめる島です。1日目は前浜や多幸湾の海と、島自慢の星空を。2日目は砂漠と池が同居する不思議な山・天上山へ。海・山・星をぎゅっと詰め込める密度の高さが、週末神津島の魅力です。運賃や時刻は変わりやすいので、予約前に各公式サイトで最新情報を確認して、身軽に出かけてみてください。
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参考・出典(公式サイト)
※ 情報は変更される場合があります。おでかけ前に各公式サイトでご確認ください。(最終確認:2026年8月)
