「伊豆諸島へできるだけ早く、日中のうちに着きたい」——そんなときの主役が、東京・竹芝と島々を結ぶ高速ジェット船「セブンアイランド」です。水中翼で海面から浮き上がって走るため、竹芝から大島まで最短1時間45分という速さ。夜行の大型客船に対して、朝に出て昼前には島に着けるのが最大の魅力です。この記事では、セブンアイランドの就航する島・所要時間と運賃の目安・熱海発の使い方・予約と当日の流れ・大型客船との使い分けを、東海汽船の公式情報をもとにまとめました(運賃・時刻は変動するため、以下はいずれも目安です)。
高速ジェット船「セブンアイランド」とは
セブンアイランドは、東海汽船が運航するジェットフォイル(全没翼型水中翼船)。通常のフェリーとはまったく違う仕組みで海の上を進みます。
水中翼で浮いて走る——だから速くて揺れにくい
船体の下にある水中翼で船を海面から持ち上げ、ジェット水流で推進する仕組みで、最大速力は43ノット(時速約80キロ)。翼が水中にあるので波の影響を受けにくく、ほとんど揺れないのが大きな特徴です。船酔いが心配な人でも比較的乗りやすく、短時間で島に着くため体への負担も軽め。座席は全席指定席で、飛行機のように着席したまま目的地へ向かいます。
就航する島と船
セブンアイランドは、竹芝〜大島〜利島〜新島〜式根島〜神津島の航路に就航しています(南の三宅島・御蔵島・八丈島へは就航しておらず、そちらは大型客船を利用します)。現在の船はセブンアイランド結・友・大漁で、旅客定員は結が241名、友・大漁が254名。全長は約27mと、大型客船に比べるとコンパクトな高速船です。
竹芝からの所要時間・運賃の目安(早見表)
下表は竹芝発・大人・片道の運賃と、最短所要時間の目安です。運賃は運航状況やダイヤ改定で変わるため、予約前に公式でご確認ください。
| 行き先 | 運賃(片道・大人/目安) | 最短所要(目安) |
|---|---|---|
| 竹芝→大島 | 12,300円 | 約1時間45分 |
| 竹芝→利島 | 13,860円 | 約2時間25分 |
| 竹芝→新島 | 15,770円 | 約2時間20分 |
| 竹芝→式根島 | 新島と同額の目安 | 約2時間40分 |
| 竹芝→神津島 | 16,800円 | 約3時間5分 |
※ 利島・式根島は寄港する便が限られ、便によって新島と所要時間や寄港順が前後することがあります。式根島のジェット船運賃は公式運賃表に個別の記載がなく、大型客船と同じく新島と同額が目安です(正確な額は東海汽船の運賃表でご確認ください)。
大型客船の2等運賃(例:竹芝→大島8,220円)に比べると割高ですが、そのぶん所要時間は大幅に短く、日帰りや1泊の弾丸旅がしやすいのがジェット船の強みです。
熱海発なら大島まで最短45分——もう一つの乗り場
セブンアイランドは竹芝発だけでなく、熱海発の便もあります。熱海からなら大島まで最短45分、神津島まで最短1時間35分(いずれも目安)と、さらに短時間でアクセス可能。新幹線で熱海まで出てから乗り継げば、都心を朝ゆっくり出ても午前中に島へ着ける行程が組めます。静岡・関西方面から向かう場合にも便利な乗り場です。便の設定日は季節で変わるので、時刻表で運航日を確認してから計画しましょう。
予約と当日の流れ(全席指定)
セブンアイランドは全席指定席のため、予約は東海汽船のインターネット予約または電話で早めに。連休や夏休みは満席になりやすく、特に日帰り需要の高い大島便は混み合います。当日は乗り場(竹芝客船ターミナルなど)で乗船手続きを行い、出港時刻の15分前までには済ませておきましょう。高速で運航するぶん、波が高い日や強風時は欠航・条件付き運航になりやすいので、当日の運航状況は出発前に必ず確認を。手荷物は座席まわりに収める形になるため、大きな荷物は最小限にまとめておくと快適です。
乗船の雰囲気|東京湾の眺めと「早い・揺れない・快適」
ジェット船の乗り場・竹芝客船ターミナルは、JR浜松町駅から歩いて約10分。実際に竹芝から大島へ日帰りで渡った乗船レポート動画では、出航後まもなくレインボーブリッジやスカイツリーを望みながら東京湾を進む様子や、昼間はジェット船が3便ほど運航していることが紹介されています。運航会社の船紹介動画でも「早い・揺れない・快適」がキャッチフレーズとして掲げられており、水中翼で浮上して走る安定感と速さがこの船ならではの乗り味です。窓の外の景色を楽しんでいるうちに、気づけば島影が近づいてくる——それがセブンアイランドの船旅です。

大型客船とどう使い分ける?
ジェット船と大型客船は、「速さ」か「安さ・船旅の情緒」かで選ぶのが基本です。ジェット船は運賃こそ高めですが、日中に短時間で着けるので日帰りや週末の弾丸旅、往復のうち片道だけ速く渡りたいといった使い方に向きます。一方の大型客船(夜行)は、運賃が手ごろで船中泊しながら翌朝に着くため、到着日を丸一日使いたい・のんびり船旅も楽しみたい人向け。「行きはジェット船で早く着き、帰りは夜行の客船でゆっくり」という組み合わせも人気です。船の基本については竹芝から伊豆諸島へ|船と飛行機の行き方ガイドもあわせてご覧ください。
まとめ
高速ジェット船セブンアイランドは、大島・利島・新島・式根島・神津島へ日中に最短で渡れる、揺れにくい全席指定の高速船です。竹芝発に加えて熱海発も使えば、都心以外からのアクセスも組みやすくなります。運賃は大型客船より高めですが、時間を買う価値は十分。行き先と日程に合わせて、ジェット船と夜行の大型客船を賢く使い分けましょう。
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参考・出典(公式サイト)
※ 運賃・時刻・運航ダイヤは変更される場合があります。おでかけ前に東海汽船の公式サイトで最新情報をご確認ください。(最終確認:2026年8月)
