東海汽船の代替運航|10月9日〜28日は橘丸とジェット船2隻が使用停止。島ごとの行き方と帰り方

夜の竹芝客船ターミナル前の広場。出航を待つ旅行者たち

東海汽船は2026年10月5日、国土交通省関東運輸局から一部の船の使用停止命令を受けたと発表しました。止まるのは大型客船「橘丸」と、高速ジェット船「セブンアイランド結」「セブンアイランド友」の3隻です。10月9日(金)から10月28日(水)までの20日間は、残った船とほかの会社の船を組み合わせた代替ダイヤで運航します。東京を夜に出る客船は、10月8日(木)の夜の便から代替ダイヤに切り替わっています。

この記事では、東海汽船が島ごとに出している代替ダイヤの案内(PDF)を読み、9島それぞれへの行き方と帰り方、ふだんと違う注意点をまとめました。予約済みの人には、東海汽船から電話かショートメッセージ(SMS)で、出発時間や乗る便の変更が順に連絡されます。

止まる船と、代わりに走る船

使用停止の対象は東海汽船の3隻です。代わりに、東海汽船の「さるびあ丸」「セブンアイランド大漁」に加えて、伊豆諸島開発の「くろしお丸」と、小笠原海運の「おがさわら丸」が走ります。

船(運航する会社) 10月9日〜28日
橘丸(東海汽船・大型客船) 使用停止
セブンアイランド結・友(東海汽船・ジェット船) 使用停止
セブンアイランド大漁(東海汽船・ジェット船・定員254人) 東京〜大島〜利島・新島・式根島・神津島(1日1便)と、熱海〜大島
くろしお丸(伊豆諸島開発・客船・定員200人) 東京を夜に出て大島・利島・新島・式根島・神津島へ(毎日)
さるびあ丸(東海汽船・大型客船・定員693人) 東京を夜に出て三宅島・御蔵島・八丈島へ(毎日)
おがさわら丸(小笠原海運・大型客船・定員882人) 金曜に東京→大島、水曜に大島→東京の片道ずつ

運賃は、くろしお丸とおがさわら丸に乗る場合も客船2等の運賃です。くろしお丸の席は、リクライニングできる椅子席と、じゅうたん敷きの座席の2種類。東京を夜に出て翌朝大島に着く区間だけが指定席で、それ以外の区間は自由席です。おがさわら丸は2等和室と2等寝台で、大島〜父島の間には乗れません。

島ごとの行き方と帰り方(10月9日〜28日)

時刻は東海汽船の代替ダイヤ(2026年10月)の目安です。台風などで欠航や時刻の変更があるので、乗る前に東海汽船の運航状況を確かめてください。

島 東京からの行き 東京への帰り
大島 ジェット船 7:40発→9:25着(毎日)
くろしお丸 23:00発→翌5:30着(毎日)
おがさわら丸 11:00発→14:50着(金曜)
さるびあ丸 22:30発→翌4:30着(金曜)
ジェット船 14:55発→16:40着(毎日)
くろしお丸 14:45発→19:50着(毎日)
さるびあ丸 16:30発→20:55着(土曜以外)
おがさわら丸 11:50発→15:40着(水曜)
利島 ジェット船 7:40発→10:04着
くろしお丸 23:00発→翌7:20着
くろしお丸 12:55発→19:50着
ジェット船は神津島まで行ってから大島で乗り換え(10:05発→東京16:40着)
新島 ジェット船 7:40発→10:30着
くろしお丸 23:00発→翌8:25着
くろしお丸 11:50発→19:50着
ジェット船は大島で乗り換え(10:35発→東京16:40着)
式根島 ジェット船 7:40発→10:50着
くろしお丸 23:00発→翌9:00着
くろしお丸 11:15発→19:50着
ジェット船は大島で乗り換え(10:55発→東京16:40着)
神津島 ジェット船 7:40発→11:20着
くろしお丸 23:00発→翌10:00着
くろしお丸 10:20発→19:50着
ジェット船 11:30発→大島12:30着、14:55発→東京16:40着
三宅島 さるびあ丸 22:30発→翌5:00着(金曜の夜は翌7:15着) さるびあ丸 13:45発→20:55着(土曜は15:05発→21:20着)
御蔵島 さるびあ丸 22:30発→翌6:00着(金曜の夜は翌8:15着) さるびあ丸 12:40発→20:55着(土曜は14:05発→21:20着)
八丈島 さるびあ丸 22:30発→翌8:55着(金曜の夜は翌11:10着) さるびあ丸 9:40発→20:55着(土曜は11:45発→21:20着)

大島:便はあるが、ジェット船は1日1往復

代替ダイヤでは、東京と大島を結ぶジェット船は行きが7:40発の1本、帰りが14:55発の1本です。夜の船はくろしお丸が毎日走り、金曜の夜だけはさるびあ丸も大島に寄ります(翌4:30着)。熱海からはジェット船が1日1往復で、熱海13:55発→大島14:40着、帰りは大島12:40発→熱海13:25着。代替ダイヤの表には伊東に寄る便がありません。

土曜に大島から東京へ帰るときは、さるびあ丸が大島に寄らないので、ジェット船(14:55発)かくろしお丸(14:45発)になります。

利島・新島・式根島・神津島:帰りのジェット船は大島で乗り換え

ジェット船は東京→大島→利島→新島→式根島→神津島と南へ下り、神津島から大島へ戻ります。帰り道に利島・新島・式根島へ寄らないので、この3島からジェット船で東京へ帰るには、いったん神津島行きの「下り便」に乗って神津島を回り、大島で東京行きに乗り換えます。東海汽船の案内にも「下り便をご利用ください」と書かれています。新島を10:35に出ると、大島着が12:30、東京着が16:40です。神津島からは11:30発で大島へ直接戻り、大島で同じく14:55発の東京行きに乗り継ぎます。

夜の船のくろしお丸は、ふだんの大型客船と同じように東京を夜に出て、朝から昼前にかけて各島に着きます。帰りは神津島10:20発で、式根島・新島・利島・大島に寄りながら東京に19:50に着きます。

くろしお丸は総トン数493トンで、さるびあ丸(6,099トン)の10分の1にも満たない小さな船です。過去にもほかの船の代わりを務めたことがあり、2022年10月には下田〜伊豆諸島を結ぶ神新汽船の「フェリーあぜりあ」がドック入りした間、代わりに走りました。そのときの乗船記録の動画では、波の高さ約1.5m・風速約10mの日に、利島港が条件付きの運航となり、西側の桟橋に着岸しています(乗船記録の動画)。小さな船は揺れやすいので、酔いやすい人は酔い止めを用意しておくと安心です。

式根島の港。「ようこそ式根島へ」の看板と、送迎の車が並ぶ岸壁
式根島の港。代替ダイヤの期間は、くろしお丸の行きと帰り、ジェット船の1日3回の入港が目安になる

三宅島・御蔵島・八丈島:さるびあ丸が毎日走る

この航路は、ふだんから大型客船が受け持っています。代替ダイヤではさるびあ丸が毎日1往復します。金曜の夜の便だけは大島に寄るため、各島に着くのがふだんより遅くなります(三宅島は翌7:15、八丈島は翌11:10着)。帰りは土曜以外が大島に寄って東京20:55着、土曜は大島に寄らず、八丈島を11:45に出て東京に21:20に着きます。

夜の竹芝客船ターミナルに停泊する大型客船さるびあ丸
竹芝に停泊するさるびあ丸。代替ダイヤの期間も三宅島・御蔵島・八丈島へ毎日走る

青ヶ島:八丈島からのあおがしま丸は日付で決まる

青ヶ島へは、八丈島から客船「あおがしま丸」に乗り継ぎます。東海汽船の八丈島・青ヶ島向けの案内によると、八丈島9:30発→青ヶ島12:30着の便が出るのは10月9・10・12・13・14・16・17・19・20・23・24・26・27日です。青ヶ島から八丈島への便は、12:50発(15:50着)が10月12・13・14・19・20・26・27日、13:30発(16:30着)が10月9・10・16・17・23・24日です。さるびあ丸は八丈島に8:55着(金曜の夜の便は11:10着)なので、金曜の夜に東京を出ると、土曜の朝のあおがしま丸(9:30発)には間に合いません。

ふだんと違う注意点

  • 受託手荷物を預けられない便がある:くろしお丸とおがさわら丸は全便、さるびあ丸は大島行き・大島発の便で、荷物を預かってもらえません。自分で船内に持ち込みます。
  • インターネット予約ができない船がある:くろしお丸とおがさわら丸は、インターネットで予約できません。予約や変更は東海汽船お客様センター(0570-005710、9:30〜18:00・毎日)へ。
  • おがさわら丸にはペットを乗せられない:ペット連れで大島へ行く場合は、ほかの船を選びます。
  • 横浜に寄る便がない:ふだんの大型客船は土・日曜の帰りに横浜に寄る便がありますが、代替ダイヤの表には横浜がありません。

大島なら日帰りできる。ほかの島は泊まりになる

代替ダイヤで、島で過ごす時間をとって日帰りできるのは大島だけです。ジェット船で9:25に着いて14:55に出れば、島にいられるのは5時間30分。帰りを熱海にするなら大島12:40発なので、島にいられるのは3時間15分です。

利島・新島・式根島・神津島へは、朝7:40発のジェット船で行けます。同じ日のうちに東京へ戻る便もありますが、島にいられるのは利島で約2時間50分、新島で約1時間20分、式根島で25分、神津島で10分です。週末に行くなら、金曜の夜にくろしお丸で出て、日曜にくろしお丸かジェット船で戻る組み立てが基本です。たとえば新島なら、土曜8:25に着き、日曜はくろしお丸11:50発(東京19:50着)か、ジェット船10:35発(大島で乗り換え・東京16:40着)で帰れます。

船以外の手段:飛行機と下田の船

使用停止の対象は東海汽船の3隻なので、ほかの会社の便には今回の命令は関わりません。調布飛行場からは新中央航空が大島・新島・神津島・三宅島へ飛んでいます。ただし小型機で座席が少なく、手荷物は預け入れと合わせて1人5kgまでです。超えた分には料金がかかります。利島・新島・式根島・神津島へは、静岡県の下田から神新汽船の船も出ています(水曜は運休)。八丈島へは羽田空港からANAの飛行機があります。

新島への3つのルートの比べ方は、新島への行き方の記事にまとめています。

まとめ

  • 10月9日〜28日(夜の船は10月8日発〜29日着)は、橘丸とジェット船2隻が使用停止。くろしお丸・おがさわら丸・さるびあ丸・セブンアイランド大漁で代替運航する
  • 東京と大島を結ぶジェット船は1日1往復(7:40発・14:55発)。島で過ごす時間をとって日帰りできるのは大島だけ
  • 利島・新島・式根島からジェット船で帰るときは、神津島行きの下り便に乗って大島で乗り換える
  • 三宅島・御蔵島・八丈島はさるびあ丸が毎日1往復。金曜の夜の便は大島に寄るので着くのが遅い
  • くろしお丸・おがさわら丸は荷物を預けられず、インターネット予約もできない

参考・出典(公式サイト)

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※ 情報は変更される場合があります。おでかけ前に各公式サイトでご確認ください。(最終確認:2026年10月)

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