伊豆諸島9島の大きさ比べ|面積・周囲・人口・標高、御蔵島は港区と同じ広さ

三宅島の岬に立つ灯台と、水平線に浮かぶ島影

伊豆諸島の有人島は9つ。地図では同じような点に見えますが、いちばん広い伊豆大島といちばん小さい式根島では、面積が約25倍ちがいます。この記事では、国土地理院が2026年7月1日時点で測った島ごとの面積を軸に、周囲の長さ・人口・いちばん高い山を並べました。東京23区と比べると、御蔵島は港区とまったく同じ20.36km²です。

9島の大きさ一覧(面積の広い順)

面積は国土地理院「令和8年全国都道府県市区町村別面積調(7月1日時点)」の島面積、周囲は東京都の各支庁の資料、人口は東京都の住民基本台帳(2026年1月1日現在)です。

順位 島 面積 周囲 人口
1 伊豆大島 90.73km² 約52km 6,589人
2 八丈島 69.12km² 58.91km 6,652人
3 三宅島 55.20km² 38.4km 2,133人
4 新島 22.97km² 約28km 1,885人
5 御蔵島 20.36km² 16.4km 288人
6 神津島 18.24km² 約22km 1,710人
7 青ヶ島 5.95km² 9.00km 155人
8 利島 4.04km² 約8km 303人
9 式根島 3.67km² 約12km 451人

新島と式根島はどちらも新島村です。人口は東京都の町丁別の表で分けて数え、新島は本村1,643人と若郷242人の合計、式根島は451人としました。9島の面積を足すと約290km²で、東京23区(627.51km²)の半分に届きません。

前の年(2025年1月1日現在)と比べると、人口が増えたのは利島村だけ(300人→303人)でした。ほかの7町村はすべて減っています。

伊豆大島 三原山の全景
伊豆大島の三原山。9島でいちばん広い島で、外輪山に囲まれた火口原だけで約10km²ある

東京の区や市と比べるとどのくらいか

同じ面積調には東京都の区市町村の面積も載っています。数字をそのまま並べると、島の広さがつかみやすくなります。

  • 伊豆大島(90.73km²):23区でいちばん広い大田区(61.86km²)の約1.5倍
  • 八丈島(69.12km²):大田区より少し広い
  • 三宅島(55.20km²):足立区(53.25km²)と世田谷区(58.05km²)のあいだ
  • 新島(22.97km²):品川区(22.85km²)とほぼ同じ
  • 御蔵島(20.36km²):港区(20.36km²)と同じ
  • 神津島(18.24km²):新宿区(18.22km²)とほぼ同じ
  • 青ヶ島(5.95km²):狛江市(6.39km²)より少し小さい
  • 利島(4.04km²)・式根島(3.67km²):どちらも千代田区(11.66km²)の約3分の1

御蔵島は港区と同じ広さに、288人が暮らしています。新宿区とほぼ同じ広さの神津島も、人口は1,710人です。

面積と周囲の長さは順番が入れ替わる

面積では伊豆大島が1位ですが、周囲の長さでは八丈島が上です。八丈支庁の資料は八丈島を「周囲58.91㎞のマユ形をした島」と書いています。南東部の三原山と北西部の八丈富士(西山)という2つの火山でできた島で、周囲は伊豆大島の約52kmより7km近く長くなっています。

同じことが小さな島でも起きます。式根島は面積が9島でいちばん小さいのに、周囲は約12kmで利島(約8km)より長くなります。大島支庁は式根島を「数多くの入江」がある台地状の島、利島を「円錐形の島」と紹介しています。式根島は入り江が多い分、海岸線が長くなっています。

島を車で回るときの目安になるのは道路の長さです。八丈島をぐるりと回る都道215号(八丈循環線)は、八丈支庁の資料で総延長約43.1kmとされています。

港の「ようこそ利島へ」の看板と、円錐形の宮塚山
利島の港から見た宮塚山。面積4.04km²の島の中央に標高508mの山がそびえる

いちばん高いのは八丈富士、3m差で御蔵島の御山

国土地理院「日本の主な山岳標高」に載っている伊豆諸島の山は次の6つです。新島・式根島・青ヶ島の山はこの一覧に入っていません。

島 山 標高
八丈島 西山(八丈富士) 854m
御蔵島 御山 851m
三宅島 雄山 775m
伊豆大島 三原山(三原新山) 758m
神津島 天上山 572m
利島 宮塚山 508m

御蔵島は面積が八丈島の3分の1以下なのに、山の高さはほぼ同じです。それだけ斜面が急で、三宅支庁は御蔵島を「傾斜が強く」「海岸沿いは海蝕による直立した断崖が多く」と書いています。利島も面積4.04km²の島に508mの山があります。

三宅島の雄山は、2000年の噴火で高さが変わりました。三宅支庁によると、噴火活動の前は標高814m、噴火後の最高標高は775mです。

八丈島 溶岩地帯と八丈富士
海辺の溶岩地帯から見た八丈富士。伊豆諸島でいちばん高い854mの山

「町村の面積」と「島の面積」は別の数字

島の面積を調べると、資料によって数字が少しずつ違います。主な理由は2つあります。

町村には無人島も入っている

同じ面積調で、三宅村は55.26km²、三宅島は55.20km²です。三宅支庁のページは三宅島の面積を55.26km²としていて、これは三宅村の数字と同じです。八丈町は72.24km²、八丈島は69.12km²です。八丈町には無人島の八丈小島(3.07km²)も含まれます。新島村も27.54km²で、新島(22.97km²)と式根島(3.67km²)に周りの無人の島を合わせた数字です。大島支庁は新島村を「新島、式根島及びその他の無人の小島から成りたっています」と説明しています。

古い年の数字が残っている資料もある

八丈支庁の資料は八丈島を69.11km²、青ヶ島を5.96km²としていて、2026年の面積調(69.12km²・5.95km²)と小数点以下が違います。東京都総務局の資料「伊豆諸島・小笠原諸島の概況」には同じ69.11km²・5.96km²が、平成27年の面積調の島面積として載っています。古い年の数字がそのまま使われている資料があるということです。この記事では島ごとの数字を、2026年7月1日時点の面積調にそろえています。

まとめ

  • 広さの順は伊豆大島・八丈島・三宅島・新島・御蔵島・神津島・青ヶ島・利島・式根島
  • 御蔵島は港区と同じ20.36km²、神津島は新宿区、新島は品川区とほぼ同じ広さ
  • 周囲は八丈島(58.91km)のほうが伊豆大島(約52km)より長い
  • いちばん高いのは八丈富士の854m。御蔵島の御山が851mで続く
  • 町村の面積には無人島が入るので、島だけの広さは国土地理院の島面積で見る

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参考・出典(公式サイト)

※ 情報は変更される場合があります。おでかけ前に各公式サイトでご確認ください。(最終確認:2026年10月)

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